千倉書房 連載ブログ

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Q3 「TPPで貿易はどう変わりますか?」

大胆な予想をしますと、アメリカン・スタンダードがじわじわと浸透してくると思います。またそれにより、今まで以上にビジネスマンに英語が必須となります。

IoTにより、データを駆使して、在庫・物流・通関・クレーム処理・リコール・廃棄等が効率的に処理されます。IoTというのは、Internet of Thingsモノのインターネット化の略で、インターネットを介して、技術革新が進んで行きます。TPP内で効率的な生産が分散実現します。

国際的サプライチェーンを展開する企業が優位に立ち、サプライチェーンに関わる産業の再編が進みます。国際的M&Aや組織再編・分割がクロスボーダーで進みます。

格差が系列化して進みます。

さらに、商流・物流の分離が一層進みます。商流は、税引き後キャシュフローの最大化を目指して、国際税務スキームが創られ実行されます。国際税務の仕組みも変わりつつあります。各国内法の整備がグローバル経済の進展に追いつきません。コンプライアンスがグローバル化するので、きちんと対応できるシステムを構築することが大事になります。

TPPの影響で、他のメガFTA/EPAが誕生します。この現象を伊藤元重東大教授は、著書(「伊藤元重が語るTPPの真実」2015 日本経済出版社)の中で、“チェーン・リアクション”と呼んでいます。

2010年頃は、韓国がFTA輸出をどんどんと進め、日本は後塵を拝していました。それが、TPPで逆転しそうです。ということは、将来は、また別のメガFTA/EPAの誕生により、逆転の逆転があるということです。

グローバル投資資金が目まぐるしく駆け回ります。EUを除き、通貨高権は各国が維持したままですので、経済強者の国と経済弱者の国の経済は、為替で調整されます。そこに投機資金も加わり、為替の乱高下が激しくなります。為替管理が一層重要な仕事になります。

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