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第三回目 米国の富裕層に対する増税(その1)

米国の富裕層に対する増税(その1)

2001年に行われたブッシュ減税(Bush Tax Cuts)により最高税率39.6%が35%に引き下げられました。その結果、現在の米国の所得税は、35%を最高税率とする6段階累進税になっています。日本には無い申告方式に夫婦合算申告(Married Filing Joint)があります。この夫婦合算申告での納税者は、日本の標準家庭(夫婦と子供2人)の納税者に近いと考えますので夫婦合算申告を前提に議論を進めます。

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上記税率は、総収入から社会保険料の掛け金、必要経費(Itemized deductions)、配偶者控除等を差し引いた金額(課税所得)に乗ぜられます。
年収2,000万円以上の給与所得者を富裕層と考えますと、米国での課税所得$217,450(約1,740万円)の人の年収は、2,000万円を超えます(表の赤字の所得層)。課税所得$217,450(約1,740万円)から$388,350(約3,106万円)までの納税者は、税率33%が課されます。それ以上の所得の納税者は、最高税率35%が課されます。留意すべき点は、上記所得税に加えて州・地方政府税が加わります。やはり累進税率で最高税率は10%を超える場合が多いです。
ブッシュ減税は2001年から続けられているので、多くの人は上記税率を減税税率ではなく、普通税率と考えています。しかし、米国は財政再建のためブッシュ減税の停止と強制的国家予算の削減が喫緊の課題となっています。

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